発声効果(声楽のコンディション調整)について

現在まで数名の声楽家の方がお見えになりましたが、最近お見えになっているテノールの声楽家の方を例に挙げさせていただくと、コンサートの前日に声の出しすぎなどで、ある音域がかすれて思うように出ないとのこと(痛みはない)でお見えになりました。

喉の声帯に近い部分と喉を通る3つの経絡上のツボに気鍼を施し、術後その場で実際に発声していただきましたら、正常な音程で十分な声量が出るようになったとのことで、彼の経験上、数十分で回復するのは奇跡だとおっしゃっていました。
翌日のコンサートはソロでバッハの曲を歌われたそうですが、ばっちりでしたと有難く報告をいただきました。 また、それ以前に通われている間に難聴ぎみだった耳がよくなられ、鼻も詰まりぎみだったのが通りやすくなり、いずれも発声に役立っているようです。
さらに、現在横隔膜が十分に降りにくいとのことで施術させていただいていますが、手ごたえ十分のご様子です。