気鍼ならではの効果例

先日、本格的にテニスをされている方が肩関節の痛みを訴え来院されました。
しばらく患部に気鍼をしてみましたが、一向にそこのストレスが減る兆しが見えません。そこで患部以外のストレスを感じる部分を探してみたら、ご本人からは何も訴えられてなかった肘関節のある部分に強いストレスを感じました。そこに気鍼をしてみると徐々に患部のストレスは消えていきました。ご本人に確かめていただくと、「腕を動かしても痛くない！」とのことで、肩関節の痛みの原因が肘にあったとはご本人も意外のようでした。
こういうケースの場合、患者さん自身が気がついていない不良箇所を見つけられなければ、なかなか改善は難しいということになると思います。この患部以外の不良箇所（ストレスの強いところ）は筋肉が硬くなっているところとは全く限りませんし、それが骨（関節）や神経（節）の一部分ということがよくあります。
日々、様々な症状の方が見えられますが、経過がおもわしくない症状についてはやはり患部以外にも原因の箇所や治療ポイントが見つかることが多いです。